夜のヤッターマン どうよ

夜のヤッターマン。

タイトルが示すように、タイムボカンシリーズ「ヤッターマン」の系譜的作品だ。


ヤッターマンとの戦いに負け、落ちぶれたドロンボ一味の末裔たちの話である。

ヤッターマンの作った王国「ヤッター・キングダム」が、歳月の経過と共に民衆にとっては楽園ではなくなったという設定。ドロンボーたちが「善玉」のような立ち位置で描かれてる。




■ キャラクター

レパード / ドロンジョ
声 - 喜多村英梨
ドロンジョの子孫である9歳の少女。母・ドロシーの教育もあって、素直で優しい女の子だ。

ヤッターマンに強い憧れを抱いて、病気のドロシーを救って欲しいとヤッター・キングダムにいくのだが、てひどい門前払いにあう。

「ドロンボー一味は本当は義賊なのでは?」

そう考え直して、ドロンジョの名を受け継いで新生ドロンボー一味を結成する。

ヤッター・キングダムに行って、ヤッターマンに「お仕置きのデコピをする」と決意する。


ヴォルトカッツェ / ボヤッキー
声 - 平田広明
ボヤッキーの子孫である25歳の男性。相方のエレパントゥスと共にドロシー・レパード母子に仕えている。先祖とは似つかず長身で容姿端麗だか、材料とドライバー一つであらゆるメカを作り出す才能や、出べそが受け継がれている。

「女子高生」という単語に無意識の執着心を持つ。行動は、先代のドロンボー一味を意識。「ポチッとな」などと話すようになる。


エレパントゥス / トンズラー
声 - 三宅健太
トンズラーの子孫である29歳の男性。先祖から受け継いだ巨体と無双の怪力、出べそ。気は優しく、ヴォルトカッツェにとって、頼れる兄貴的存在。

先代の一味を意識した行動をするため、語尾に「〜でまんねん」を付けて話すようになる。


これに、偶然出会ったガリナ(声 - 吉野裕行)とアルエット(声 - 伊藤静)を加えて、5人でお仕置きの旅をする。


母親を亡くしたばかりのレパードが気丈に振る舞うサマは、愛くるしくも痛ましい。それを支えるヴォルトカッツェとエレパントゥスも、また味がある。

デコピンという目的がなければ、心の行き所を無くしたところだろう。


いまのところ、元作品「ヤッターマン」のドロンボ一味のような、爽快さはない。暴れはするものの、心情が重いのだ。

まだ3話なので、今後の展開は読めないが、明るい先行きを期待したい。

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