ＯＮＥＰＩＥＣＥ７７ サボ コアラ ～ ロー

■　ワンピース　サボ　コアラ　～　ロー


個人的に、オタク系（認めたくないが）アニメに執心しがちだが、
もちろんワンピースのような国民的作品も大好きだ。


マンガ作品においては、１コマの中に、ごちゃっと描き込みすぎの感がある。
目の弱ってきた老いぼれには、追っていくのがキツイといわざるを得ない。小さくなったコミックとなれば、なおさらだ。

それはおいといて、ＯＮＥＰＩＥＣＥの場合、１コマたりともムダに描いてないことが、誰もがよく知っている。

なにかのひとコマが、後々の複線になっているなんてことはザラだ。ジンベエが、話しに上ったてから、実際に姿を現すまで、実時間でなんと１０年もの月日を要していることなどから、それは明らか。

この何年かのうち、サボと登場は、うれしかった。
そして同じくらい驚いたのが、コアラの登場。


　


二人の生い立ちは、ルフィの回想とジンベエの回想に、それぞれ出てくるだけ。
紹介から、本格登場までは、ジンベエと比べると比較的短い。

それでも、懐かしさとうれしさがこみ上げてくるのは、ＯＮＥＰＩＥＣＥの世界観、ストーリー運びの見事さ、バックグラウンドがしっかりしているからだ。よくある「後付のうそ臭さ」を感じないのは、我々読者が作者を信じているからだとも思う。

さて過酷だった２人も、ワンピースのエピソードの渦の中では「普通の人々」に過ぎない。７７巻では、敵味方のサブキャラのエピソードが盛りだくさんだ。トラファルガーローを筆頭に、どれもこれも、心にズキンとくる話しばかりで、作者・尾田氏の力量を再確認したしだいだ。





このブログを見るような人は、一度も読んだことのない人はいないと思うが、
もしもそうなら、一気読みをオススメする。

思うに、「エニエスロビー編」あたりまでが、一区切りだろうか。
以降、仲間がどんと増えたせいか、ごちゃごちゃ感が増してきている。

個人的に感情移入しやすいのは、ロビンやフランキー。年齢が近いからだろうか

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